ここ数年、書籍などで「HSP」という言葉を目にします。
私は自分がHSPではないかと感じていて、それが家づくりが辛かった原因でもあると考えています。
今回は私のようなタイプの人間が家づくりをする上で、こんな建築家を選んだら良いのではないかというアドバイスをまとめてみました。
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の頭文字で、「感受性が強く、繊細な気質を持った人」の事です。約5人に1人はHSPだそうです。意外と多いですね。
1対1で付き合える建築家を選ぶ
まず1つ目は「1対1で付き合える建築家を選ぶ」です。
我が家は設計事務所に家づくりを依頼しました。
打ち合わせなどで主に関わったのは設計事務所を主宰しているCさん、担当設計士のDさん、Eさんでした。
設計図が完成するまではCさんとDさん、現場が始まってからはEさんが加わった形です。
HSPは3人以上のコミュニケーションが苦手と言われています。
打ち合わせは夫も含めると3、4人だったので、1対1に比べると思っていることがかなり話しづらかったです。
メールを送る際も全員にccを入れていたので、toの相手以外の反応もかなり気にしてしまっていました。(基本的にメールのccが嫌いです。電話を人に聞かれることも嫌いです。)
「また奥さんが面倒な事言い出したよ、、ヒソヒソ」などと言われていないか気にしていましたし、そのように言われないように伝えたい事、聞きたい事を抑えていたように思います。

被害妄想!
「1対1だったらもっと言いたいことが言えたのにな〜」とよく感じていました。
ですので、HSP気質がある方は建築家の選び方も「1対1で家づくりを進められるかどうか」を重視することをおすすめします。
具体的には以下のどちらかのような感じでしょうか。
- 完全に1人でやっている個人の建築家
- 何人か所属設計士がいても、最初から最後まで1人の方が担当してくれる設計事務所
自邸を建てた事がある建築家を選ぶ
2つ目は「自邸を建てた事がある建築家を選ぶ」です。
家づくりをしているといろいろと心配事が出てきます。
特にHSP気質の方は気にし過ぎる性質なので、細かい事がたくさん気になって不安になることでしょう。
そんな時、自分の家を建てたことがある建築家の方だったらこちらの気持ちに割と寄り添ってくれるのではないかと思います。
「わかるわかる。大きなお金を使うわけだから怖いですよね。失敗は出来ない、したくないって思いますよね」といった具合に。
もちろん自邸を建てたことがない建築家の方でも今までに同じように不安になる施主を見てきたでしょうし、ある程度理解はあるでしょう。
ただ実際に自分の貯金を頭金に使い、さらに多額のローンを組んだ経験がないと本当に不安な気持ちはわからないのではないか、と思います。
家を建てた経験がある人と比べるとそこには大きな差があるように感じます。



コツコツ貯めたお金を
一気に使うことは
メンタルをやられます
我が家の場合は、色々と不安や疑問を投げた際の建築家の方の反応が割と軽い感じだったんですよね。
それで「ああ、しょせん他人事なんだな」とちょっとやさぐれていました。
実際に他人なのだから他人事なのは当たり前なのですが「もうちょっと親身になって欲しいな、、」と感じていました。
もちろん建築家の性格次第でもありますが、それでも「家を建てた経験がない」よりは「自分の家を建てたことがある」建築家の方が施主の気持ちを理解しやすいのではないかと思います。
番外編
そもそも論ですが、「家を建てない」もしくは「建て売り」を選ぶという選択肢もあります。
これを言っちゃあオシマイですが、実はこれがHSPさんにとっては精神的に1番ラクな選択かもしれません。
それでも繊細だからこそ、こだわりが強いのだから「自分の家を建てたい」というHSPの方は多いですよね。
今回の建築家選びのアドバイスが少しでも参考になれば幸いです。



HSPさんの家づくりが
少しでもラクになりますように、、



