24坪の家づくりと暮らし

なぜ家づくりが辛かったのか、振り返って考えてみた

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我が家は建築家と家づくりをしました。

最初は「家づくりを楽しむぞ!」と意気込んでいたものの、実際の家づくりは「楽しい」より「辛い」という気持ちが強かったです。

最後の方はもうすぐ家が完成するという喜びよりも、「やっと家づくりを終えられるんだ、、」という安堵感のようなものの方が大きかったくらいです。

なぜそんなにも家づくりを辛いものとして捉えてしまったのか、振り返って考えてみました。

今現在家づくり最中で「家づくりが辛い、、」「家づくりに疲れた、、」という方や、これから家を建てようと思っている方の参考に少しでもなれば幸いです。

目次

家づくりが辛かった理由

1.もともとこの地に家を建てるつもりはなかったから

もともと現在住んでいる場所に家を建てるつもりはなく、ここに家を建てる事になったのは私の親の意向によるものでした。もっと言えば、結婚した当初「この街には住みたくないね」と夫婦で話していたくらいです。お店も少なく静かな街なので。(今は割と気に入ってます)

自分達で希望した事ではなかったため、何か大変な事があるたびに「こんなはずじゃなかったのに、、」というような気持ちになってしまっていました。

2.建築家とあまりいい関係が築けなかったから

建築家の方とは何かトラブルがあったわけではなく、表面上は円満に家づくりを進められていたと思います。

しかし、家づくりを進めていくうちに私達は小さな不安や不満のようなものを感じ始めていました。

早い段階でその気持ちをぶつけていればもっといい関係が築けていたかもしれませんが、私達は中途半端にいい人ぶってそれが出来ませんでした。

結果、そこまで打ち解けることもなく家づくりが終わってしまいました。

私達が不安、不満を持っていたように、建築家の方も恐らく私達に対して思うところはあったと思います。(面倒くさい施主ではあったと思うので。)

3.見積もりが予算を大幅オーバーしていたから

2.建築家とあまりいい関係が築けなかったから」とも関係してきますが、自分達の予算からすると高望みな建築家の方にお願いしてしまっていました。

もちろん予算は伝えた上で依頼をし、お受けして頂きました。

しかしフタを開けてみると工事見積は2社とって「1,200万円オーバー」と「500万円オーバー」、、。

予算オーバーは当たり前と聞いていたので、ある程度覚悟はしていたものの想像以上でした。

しかも実施設計の打ち合わせをすっ飛ばしてのこの結果だったため、「自分達の細かい希望はまだ伝えていないのに、、。もうやりたい事何にも出来ないのでは?」とテンションが下がってしまいました、、

実施設計とは….
設計には大きく分けて「基本設計」と「実施設計」があります。「基本設計」で大まかな間取りを決めて、「実施設計」で設備や素材などを決めます

最終的には減額調整を行い、何とかほぼ予算内に収めましたがこの作業がなかなか大変でした、、。

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4.私(妻)が気にし過ぎる性格だから

私は小さい事を気にし過ぎる慎重な性格なので、何をするにも悩み過ぎて疲れてしまいました。

例えば建築家の方に何か要望があってメールする時も「今こんな事言っても平気かな?」「この文面で大丈夫?失礼じゃないよね?」と毎回夫に確認していました。
(直接だったらまだ言いやすかったのですが、打ち合わせが少なかったためメールで伝えざるを得ない場面が多かったのです。メールって顔が見えないから余計気を遣いますよね、、)

モタモタ妻

こんな事言ってもいいと思う?

セカセカ夫

いいでしょ!言うべき!

メールを送信後、夫に報告すると私をからかうような事を言って私を凹ませてきました。(敵か!?)

モタモタ妻

メール送ったよ〜

セカセカ夫

また嫌われちゃったね!

また、何か設備を選ぶ際も「高い買い物だから絶対に失敗は出来ない、、。」と思いショールームに何度も足を運び、比較検討を重ねに重ね決定していきました。自分で自分のことを「何てしつこい女なんだ!」と感じるくらいでした。
考え過ぎて疲れました、、。

5.夫がワガママで忘れっぽい性格だから

私もこだわりが強い方ですが、夫もなかなかこだわりが強く、特に「嫌いなもの」に関しては私より多いです。

家づくり中も「あれは嫌だ」「これは嫌だ」というセリフを何度も発しました。しかし「あれが嫌だ」という割には自分で代わりのものを探すわけでもなく、私が他のものを探す役目を担っていました。

セカセカ夫

これは嫌だ。ダサい。他に何かないの?

そして私が色々リサーチし、夫が気に入りそうな代わりのものを探しました。

モタモタ妻

あのレンジフード嫌って言ってたからこんなの探したよ。
どうかな?

セカセカ夫

え?オレそんな事言ったっけ?

モタモタ妻

というような事が何度もあり、どっと疲れてしまいました、、。

まとめ

以上が「家づくりが辛かった理由5つ」でした。

これから家を建てる方や家づくり中の方へ

人それぞれ性格も置かれた状況も違うので、「〜かもしれない」というフワッとした言い方になりますが、アドバイスのようなものをまとめてみました。
家づくり最中で「家づくりが辛い、、」という方やこれから家を建てようと思っている方の参考に少しでもなれば幸いです。

家づくり前の人へ
  • 「家を建てたい」という強い気持ちがないなら、賃貸や建て売りの方がいい(かもしれない)。
  • 家にこだわりがあるが、気にし過ぎる性格の方や面倒くさがりの方は「中古マンションをリノベーション」がバランスのいい選択(かもしれない)。戸建てよりは完成イメージを想像しやすいし、決めることも少ないので。
  • 背伸びした建築家選びは施主、建築家お互い苦しくなってしまう(かもしれない)。自分達の予算に合った建築家探しを。
家づくり中の人へ
  • 建築家とは多少ぶつかっても、本音で付き合った方が良い(かもしれない)。不安や不満があるなら早目に伝えましょう。ただし相手への敬意は忘れずに。
  • 気にし過ぎる性格の人は「嫌われてもいい!」と開き直ることも大事(かもしれない)。自分が強くなれるいい機会だと捉えましょう。

最後に

そんなこんなで家づくりは辛い事の方が多かったですが、こうして家が建った今は「家を建てて良かった!」とは思えています。

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